タイミングスクリューの駆動にジョイント。伸縮機能は思いやり設計。ユニバーサルジョイント
タイミングスクリューの駆動
工場の自動化ライン、ガラス瓶の搬送工程における駆動システムの構成です。
その構成は、モーター → 軸受け → ユニバーサルジョイント → 軸受け → タイミングスクリュー。
一見するとシンプルな部品の組み合わせですが、
そこには作業者の事を考えた思いやりの構想が入っています。
「偏芯・偏角」という課題の解決(ユニバーサルジョイントの特性利用)
タイミングスクリューは、流れてくる瓶を正確なピッチに整列させる役割を担うため、
製品が通るレール(ガイド)の直上に配置される必要があります。
しかし、搬送ラインには瓶が通るためのスペース(通り道)を確保しなければならず、
動力源であるモーターをスクリューの真後ろに直線的に配置することは物理的に不可能です。
そのため、レールの干渉を避けるためにモーターをオフセットして設置することになります。
そうするとどうしても軸同士の偏芯・偏角が発生してしまいます。
この課題を解決するために、構造上避けられない「偏芯・偏角」を
柔軟に吸収する目的で三好キカイのユニバーサルジョイントが使用されます。
段取り替え効率を高める「伸縮機能」(思いやり設計)
生産現場では、搬送する瓶のサイズ変更に伴い、
タイミングスクリューを頻繁に交換する「段取り替え」が発生します。
本来、軸でつながれた部品を交換するには、
モーターや軸受けを動かしてスペースを作る作業が必要になります。
その作業削減を実現するのが偏芯・偏角機能+伸縮機能を兼ね備えた軸付きユニバーサルジョイントです。
三好キカイのGXシリーズ(ジョイントの間に六角軸と六角穴付きスリーブ)を組み合わせることで、
回転を確実に伝えながらも軸方向の長さを自由に変えられます。
ジョイントを「クイッ」と縮めるだけで、周囲の設備を一切動かさずにスクリューを脱着できる。
この仕様は作業者のことを考えた思いやりのある設計になっています。
また、角度がほぼない部分に関しても組立時間の短縮・脱着目的で使用されています。
設計者の発想・思いやり設計で構造は無限大
三好キカイでは、中間製品としてスプライン軸・スリーブ(回転中伸縮可能)、
六角軸・スリーブ(回転中の伸縮不可)の製品があります。
製造工程の中でワークの高さが変わり伸縮機能を使う事例はありますが機械のことだけでなく
作業者の作業時間の削減・負担軽減を考えた設計が入った事例になっています。
























