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スリッターの大型化を解決!「D型ジョイント×滑りキー」で全長を最大276mm短縮ユニバーサルジョイント

スリッターの角度吸収にユニバーサルジョイント

スリッターの「偏芯・偏角」の吸収にユニバーサルジョイントが使われています。

スリッター用ユニバーサルジョイント

(D型×滑りキー仕様)

 

紙や印刷、フィルム業界で広く普及している切断機「スリッター」。

この装置のギアボックスには平行な2本の軸がついており

そのうち上部の軸にユニバーサルジョイントが採用されています。

 

なぜスリッターにジョイントなのか?浮き彫りになった課題とは

スリッターは裁断するワーク(対象物)の厚みに応じて刃の位置を調整する必要があるため、

刃が取り付く軸を上下に可動させなければなりません。

その際どうしても「偏芯・偏角」が発生してしまいます。

この課題を解決し角度を保ったまま、確実に動力を伝達するために、

ユニバーサルジョイントが不可欠になります。

通常、こうした「偏芯・偏角」を吸収するには「伸縮機能付き」の軸付きジョイントを用いるのが一般的です。

しかし、ここで新たに生まれた課題が「装置全体の大型化」です。

軸付きジョイントは【ジョイント + 中間軸 + ジョイント】の構造を取るため,

どうしても全長が長くなってしまいます。

工場内の限られたスペースに収めるため、できるだけ省スペース化したい。

これがお客様のご要望でした。

 

「省スペース化」と「伸縮機能」を両立した最適なジョイントとは

この2つの課題を同時に解決したのが

三好キカイのコンパクトタイプ複式ユニバーサルジョイント「D型(D-30)」でした。

まず1つ目の課題である「省スペース化」。

D型は高精度・コンパクト用として製作されており一般的なジョイントに比べ大幅に全長短縮が可能です。

寸法を比較すると、その差は一目瞭然です。

軸付きタイプ(B-30PS): 最短製作寸法 458mm

一般的な複式タイプ(BD-30):     全長275mm

高精度コンパクト複式タイプ(D-30):全長182mm

BD-30と比較して93mm、B-30PSと比較するとなんと276mmもの大幅な省スペース化を実現しました。

そして2つ目の課題である「伸縮機能」。

D型自体は本来、伸縮機能を持っていません。

そこで軸穴にキー溝加工を施し「滑りキー」仕様に変更しました。

これにより、動力伝達を行いながら上下移動時のスムーズなスライドを可能にしました。

D-30 製品ページ:三好キカイ | 製品紹介 | 標準タイプ ユニバーサルジョイント

 

固定概念にとらわれない自由な発想が、最適な解決に導く

「偏芯・偏角がある=軸付きジョイントを使用しなければならない」という固定概念にとらわれず、

自由な発想からこの仕組みは生まれました。

「角度吸収」、「コンパクト化」、「伸縮機能」の3つの課題をわずか1つのジョイントで解決する。

まさにスリッターの課題解決における最適なユニバーサルジョイントと言えるのではないでしょうか。

D型ユニバーサルジョイント